全日本・食学会 ALL JAPAN FOOD ASSOCIATION

      
【開催日】
2014年6月15日 《実施レポート》
【開催場所】
学校法人 大和学園 京都調理師専門学校

6月15日に開催しました

第1回「全日本・食サミット」〜テーマはだし〜

最後のレポートは、3F 製菓教室にて開かれたカカオだしの可能性

講師:『パティシエ エス コヤマ』小山進氏

時間:16:00pm〜17:00pm

だし=うま味、という図式ではなく「だし=素材を抽出した液体」と捉え、カカオとだしの関係、そして「抽出」というテーマについて小山氏の講習とデモが繰り広げられました。

まずはカカオニブ2種を試食。その後、カカオニブから抽出したエキスを試飲すると、ライチ+マンゴスチンのような風味が出現。

そのエキスを飲み切った後、再びカカオニブを齧ると、その中に隠れていた風味が現れ、日本人に昔から備わっている「探しに行く味」を参加者に体験頂きました。


次に、「抽出」というテーマで2種のショコラの試食を実施。

苦味・酸味・甘味のバランスに優れた、立体的な味を生み出すコツを紹介。

また、川崎寛也氏(味の素株式会社 イノベーション研究所・農学博士)が科学的視点で解説を行うなど、小山氏と川崎氏、2人によるセッションも繰り広げられました。