全日本・食学会 ALL JAPAN FOOD ASSOCIATION

      
【開催日】
2018年2月16日(金)
【開催場所】
セルリアンタワー東急ホテル

「文化芸術基本法」改正の報告会

去る2月16日(金)、『「食」を文化に!』検討委員会主催の「文化芸術基本法」改正の報告会および懇親会が開催されました。

この報告会は、「全日本・食学会」の村田吉弘理事長(菊乃井)、三國清三理事長代行( オテル・ドゥ・ミクニ) と、服部幸應理事( 服部学園理事長) の3 名を発起人代表とした『「食」を文化に!』検討委員会の活動が実り、2017 年6 月の「文化芸術基本法(旧: 文化芸術振興基本法)」の改正に伴い、その第12 条に「食文化」が明記され、「食」が「文化」であることが示されました。

今回の改正によって、法律上も明確に規定されることになり、今後、食に携わる人が文化功労者や文化勲章を受賞する道が開かれるなど、次世代の食に携わる人々が胸を張って仕事に従事できる環境が整ったと言えるでしょう。

当日は約200 人の食関係者と、来賓としてお迎えした文部科学大臣・林芳正様、文化庁長官・宮田亮平様をはじめ、日本食文化普及推進議員連盟の会長・山東昭子様、事務局長の二之湯武史様らが一同に会し、「食文化」が法律に明文化されたことの報告と、今後、食文化の保護・継承・発展を担っていく食関係者の方たちが、法改正の重みをしっかりと自覚していくためのパネルディスカッションが行われました。

パネルディスカッション 左から日本食文化普及推進議員連盟事務局長 二之湯武史氏、内閣官房内閣審議官 間宮淑夫氏、日本野菜ソムリエ協会理事 王理恵氏

開会挨拶:服部幸應理事、来賓挨拶:林芳正文部科学大臣、閉会挨拶:村田吉弘理事

第2部懇親会では、ゲストに重要無形文化財総合認定保持者 能楽囃子大倉流大鼓大倉正之助氏の鼓演奏で厳かに始まり、続けて来賓のご挨拶をいただきました。

オープニング:能楽師大倉正之助氏

来賓挨拶:宮田亮平文化庁長官、乾杯:日本食文化普及推進議員連盟会長山東昭子氏、閉会挨拶:三國清三理事

今後もさらに日本の食文化を守り、次世代へ伝え、発展させていくことを参加者全員で誓い、「文化芸術基本法」改正の報告会及び懇親会は終了しました。