
昨年度のNTT×立命館大学×全日本・食学会の共同実験で「感性タグ」という新しい食体験のアーカイブシステムが開発されました。
これは門上副理事長の「門上武司のおいしいコラム」に掲載された食体験のデータを分析し、コラムに書かれているテキストから形容詞とオノンマトペ(擬音語・擬態語の総称)を抽出し、「感性タグ」を作りました。
詳しくは下記URLをご覧ください。
http://furue.ilab.ntt.co.jp/book/202203/contents2.html
https://www.cogdesignlab.jp/p/sensory-tags.html
https://datastudio.google.com/reporting/63385302-e91e-46c4-a94b-e8b852842bd1/page/p_me4i7ivnmc
実施日程
実験① 2022年3月9日・16日 (日本橋ゆかり)
実験② 2022年3月10日・15日・18日 (宗胡)
2020年からスタートした共同実験は、本年度もテーマを細分化しながら実験が続きます。昨年度のテーマ「定量・定性データの紐づけ」が、今年は「食と健康」とし、今後の実験方針を決めるためのテスト実験2種を3月に行いました。実験①テーマは、【血糖値アーカイブを活用したメニューカスタマイズの検証】として、一人の血糖値変化の波(センサーをつけて変化を記録)を「同一コース料理を被験者が同じ時間で同じ順番」に食し、複数日の実験を行い導き出します。
今後はその波を元に、「より健康」になるようなメニューの組合せや食べる順番を提供するための基礎データを集めます。
【提供料理】
実験②は、【新たな食文化形成に向けた実験】として、【料理人の料理を食卓で再現することの第一歩として、ミールキット料理を元にした3パターン料理を作り、「美味しさ定性評価」と「血糖値計測」をしました。
身体に与える影響データもベースにしながら、料理店の味を家庭でも楽しめる料理へのつながりを作るため、データ収集を進めます。