11/27(木) インテックス大阪で開催されたFABEX関西2025の主催者特別セミナー
「万博でも話題になった『海』にこれからを考える」に、松尾英明理事(柏屋)、前田元理事(Restaurant MOTOI)、ファシリテーター:門上武司副理事長が出演しました。
本セミナーは「海」をテーマに、食の未来や環境、資源をどう守り、活用するかの意見を交わしながら、大阪・関西万博でも注目された海洋資源を、料理人の立場から考える内容でした。
松尾さんは、将来の食糧不足は避けられないという認識を共有し、食材の枯渇に対しての危機感を説明、特に「養殖魚は天然魚より劣る」という従来の考え方を見直すべきと提案します。
技術が大きく進歩し、養殖は衛生面・環境面・餌の質が大幅に改善され、高品質な魚づくりが行われている現状を紹介し、天然魚と養殖魚の優劣を比べるのではなく、両方をうまく取り入れながら資源を守ることが重要だと語りました。
前田さんは、海藻が「未来の食」になり得る可能性に注目、海藻は環境にほとんど負担をかけずに育ち、栄養価の高さを説明。今後は海藻を野菜のように日常的に食べる時代が来ると予測し、日本人が昔から親しんできた海藻の価値を見直すことが、未来の食に重要であると話します。途中、前田さんが準備した「海藻パウンドケーキ」で、受講者は、より海藻の素晴らしさや美味しさやを身近に感じることができたでしょう。
『養殖魚も海藻もどちらも未来の食を支える大切な存在である』 という考えを共有し、食糧難が予測されるこれからの時代に向けて、今から正しい価値を理解し、守り、育てていくことが必要だと考えます。海を単なる食材の供給源として捉えるのではなく、「海の未来=地球の未来」という視点を提示し、食の世界で何ができるのかを参加者と共に考える機会となりました。