AJFA 全日本・食学会 ALL JAPAN FOOD ASSOCIATION

シェフと伝える持続型畜産確立事業

シェフと伝える持続型畜産確立事業

全日本・食学会は、アニマルウェルフェア、環境負荷(脱炭素社会)、低エネルギー、自給率向上等などに配慮した持続型畜産を試みる生産者・食品工房の活動を、トップシェフによるメニュー提案・試食会などを通して発信して消費者等の認知を深め、食のグローバル化の中での国産畜産物の付加価値を創造する事業に取り組んでいます。
(同時に、被災地支援活動も行っております。)

事業概要

事業概要
事業概要

持続型畜産事業を維持するためには、シェフや消費者がこれらの取組を積極的に支援するプログラムが必要です。
この私たちが提案するプログラム── それがCCSA(Chef & Community Supported Agriculture)です。

調査リスト

調査リスト
調査地区 経営体 HP 所在地 経営体の特徴 品目 品目の特徴
北海道・
十勝地方
坂根牧場 広尾郡
大樹町
放牧、AW チーズ 放牧、AW、こだわりの牛乳を使ったチーズ
橋本牧場 上川郡
清水町
放牧、AW バター・アイスクリーム ブラウンスイス種放牧、アイスクリームとグラスフェッドバターの製造
内海牧場 河東郡
鹿追町
無配合飼料、AW 雑種牛肉、シェルキュトリ 雑種、長期肥育
十勝しんむら牧場 河東郡
鹿追町
放牧、AW 放牧豚肉(山森野豚) 放牧肥育、1歳以上で出荷
宮崎県
東臼杵地区
西都・
児湯地区
ゲシュマック 児湯郡
川南町
生産・加工・販売一貫経営、六次産業化 シャルキュトリ 動物性たんぱく質、トウモロコシ不使用のマイロ、大麦、地元の精白米を使った独自の配合飼料を与えた「あじ豚」
鏡山牧場 延岡市 放牧、AW、経産牛、EF 黒毛和牛放牧経産牛肉 経産牛、放牧
ミート工房拓味 西都市 経産牛、AW、EF 都萬牛 経産牛、配合飼料源
宮崎ひでじビール 延岡市 循環型、地元原料 ひでじビール ビール粕を鏡山牧場に提供
県内材料を使用したビール
広島 広島大学 東広島市 大学ベンチャー、日本鶏 広大鶏(朱・黒・金) 日本鶏を素材にした改良
二本松牧場 三次市 放牧、品種、AW、無配合飼料 ジャージー放牧牛肉 シェフ牛の実践
三良坂フロマージュ 三次市 放牧、品種、AW、無配合飼料 チーズ 放牧牛乳(ヤギ乳)利用、地元の素材を活用
前ファーム 北広島市 羊、放牧、AW ラム・ホゲット 西日本で貴重なフレッシュ羊肉、放牧・粗飼料
ルミノ牧場 三原市 品種(ジャー黒) 牛肉 ジャー黒(ジャージー×黒毛和牛)の生産販売
京都
兵庫
竹とり 京都市
亀岡市
品種、平飼い,AW 七谷鴨・七谷地鶏 平飼いによるゆとり飼育
丹後ジャージー牧場 京丹後市 品種(ジャージー種) ジャージー乳製品 自家産生乳の乳製品
岸本畜産 京都府
船井郡
京丹後町
品種(デュロック)、EF 京丹波ぽーく デュロック純粋
田中畜産 兵庫県
美方郡
香美町
品種(黒毛和牛) 牛肉 黒毛和種の繁殖、経産牛の放牧肥育
沖縄 もとぶ畜産 国頭郡
本部町
EF もとぶ牛 粕類利用の循環型
高田農場 国頭郡
今帰仁村
品種(島豚純血種)、AW 今帰仁アグー 島豚の再生
高田農場 国頭郡
今帰仁村
品種(琉球古地鶏)、AW、放し飼い 琉球古地鶏 放し飼いによる在来種鶏復活
文三牧場 うるま市 品種(黒毛和牛) 現状は肉用牛繁殖経営
The Cheese Guy in Okinawa 南城市 沖縄産素材 チーズ 南国沖縄でチーズに挑戦
シェフと伝える持続型畜産確立事業「大阪食堂」開催

【シェフと伝える持続型畜産確立事業「大阪食堂」開催】

2021年3月23日(火)大阪ガスhu+g MUSEUMにて、食学会主催の「シェフ畜大阪食堂」を行いました。

活動報告

シェフと伝える持続型畜産確立事業「東京食堂」開催

【シェフと伝える持続型畜産確立事業「東京食堂」開催】

2021年3月25日(木)東京築地キッチンスタジオにて、食学会主催の「シェフ畜東京食堂」を行いました。

活動報告

2020年被災地支援活動

2020年被災地支援活動
調査の目的

【調査の目的】

シェフと伝える持続型畜産確立事業のうち、「被災地支援型」は、最近、台風など自然災害で大きな被害を受けた市町村の復旧復興を、食の面から支えようとするもので、キッチンカーによる炊き出し支援ではなく、被災地の農畜産物を中心に、地域の産品も加えたレシピを作成し、試食会を開催し、そのレシピを公開・広報することで、被災地住民と農業者を元気づけ、復興の長い道のりをシェフがともに支えていくことを目的としています。

【調査対象】

2019年10月12日に発生した台風19号により、大きな被害のあった宮城県丸森町

調査を実施した農業経営体

【調査を実施した農業経営体】

大槻ファーム(養豚業)

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大張沢尻棚田(和牛繁殖・稲作)

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石塚養蜂園(養蜂業)

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2019年10月12日に発生した台風第19号は宮城県に大きな被害をもたらしました。
なかでも県南部の丸森町は、死者10人、行方不明者1人と自治体単位では全国最多の犠牲者を出しました。
大雨による阿武隈川支流の氾濫・堤防決壊による「浸水被害」「土砂崩れ」「土石流被害」の3形態の被害が発生し、家屋被害は全壊111棟、半壊868棟にのぼり、174世帯が仮設住宅に、95世帯が「みなし仮設」として民間の賃貸住宅に避難し、現在でも多くの住民が仮設住宅で暮らしています。
阿武隈急行鉄道、道路などの交通インフラのほか、畜産関連では、粗飼料となる牧草や収穫前の稲わらの流出、農畜産用地、林地、施設の被害が重大で、丸森町役場と住民が一丸となって、復旧・復興を進めているところです。

丸森試食会「丸森復興食堂」を開催

【丸森試食会「丸森復興食堂」を開催】

2021年2月15日に宮城県丸森町にて試食会を開催しました。

レポート

調査レポート

調査レポート

下記より各調査レポートを
ダウンロードいただけます

北海道・十勝地方
広島
京都・兵庫
宮城県丸森町
宮崎県東臼杵地区西都・児湯地区
沖縄

調査リスト

調査リスト
調査地区 経営体 HP 所在地 経営体の特徴 品目 品目の特徴
青森 金子ファーム 上北郡
七戸町
EF、構畜連携 牛肉、牛肉加工品、ハチミツ、飲食店直営 地域の資源循環を重視した黒毛和牛の生産
長谷川自然牧場 西津軽郡
鰺ケ沢町
AW、EF、
構畜連携
豚肉、豚肉加工品、放し飼い卵 アニマルウェルフェア、地域の資源循環を重視した養豚、養鶏
アビタニアジャージーファーム 西津軽郡
鯵ヶ沢町
AW、EF、
放牧、経産牛肥育
ジャージー乳製品、ジャージー牛肉、長期牧草肥育,飲食店直営 ジャージー乳製品の製造販売、経産ジャージー牛等の肥育
おおわに自然村ハム工房 南津軽郡
大鰐町
AW、EF、
放牧(休止中)
生ハム、豚肉 耕作放棄地での放牧豚、廃校での生ハム製造
佐々木基牧場 十和田市 AW、放牧、
経産牛肥育
短角放牧肥育牛肉 共同牧野を利用したグラスフェッド短角牛
山口 つなぐファーム 山口市 放牧、AW、経産牛 和牛放牧牛肉(経産も),飲食店直営 耕作放棄地の放牧利用による肉牛生産・肥育・販売
萩見蘭牧場(みどりや) 萩市 見島牛(希少種)維持、経産牛 見島牛肉、見蘭牛肉・加工品、飲食店直営 貴重な肉牛資源・見島牛の維持と利用
長野 安曇野放牧豚(㈲藤原畜産) 安曇野市 AW、放牧 安曇野放牧豚、加工品 放牧養豚と生産物の販売
小布施牧場 上高井郡
小布施町
放牧、AW、耕畜連携 ジャージー乳製品、飲食店直営 ジャージーの放牧飼育
乳製品の製造販売
ボスケソ・チーズラボ 佐久市 地元の酪農家、酒造メーカー等との連携 チーズ 地域酪農家の生乳、ヤギ乳によるチーズ製造販売、レストラン経営
群馬
埼玉
栃木
有限会社松島農園
(スリーブラウン)
群馬県
前橋市
品種(ブラウンスイス)、放牧,AW チーズ 酪農、乳製品生産販売
鳥山畜産・鳥山牧場 群馬県
渋川市
昭和村
データに基づく合理的な肉牛生産、経産牛肥育 牛肉、牛肉加工品 牛肉等の販売/肉用牛一貫経営
橋本グローバルスワイン   埼玉県
深谷市
品種(黒豚)、
EF、バイオガス
豚肉、豚肉加工品、飲食店直営 黒豚などの生産・飲食店経営
長谷川農場 栃木県
足利市
EF、耕畜連携 牛肉、牛肉加工品、その他農産物 交雑牛(マール牛)、米、アスパラなどの複合経営
千葉
茨城
ワン・ドロップ・ファーム 千葉県
市原市
養蜂、有機野菜、耕作放棄地整備 ハチミツ 養蜂・有機野菜生産
クルックフィールズ 千葉県
木更津市
品種(水牛、ブラウンスイス)、AW 乳製品、飲食店直営 水牛のチーズ、放牧ブラウンスイスの乳製品、野生鳥獣のシャルキュトリ製造販売
須藤牧場 千葉県
館山市
放牧、AW 乳製品、飲食店直営 酪農、自家産生乳を使った乳製品製造販売
高秀牧場 千葉県
いすみ市
EF、耕畜連携 乳製品、飲食店直営 酪農、自家産生乳を使った乳製品製造販売
小林牧場   千葉県
山武郡
EF、耕畜連携
(福島県から避難)
までい牛として飲食店に提供 福島県飯舘村から避難して肉用牛経営を継続する農家
上野牧場
新利根チーズ工房
茨城県
稲敷市
放牧、AW チーズ 新利根協同農業塾農場産の生乳を使用したチーズ製造/放牧酪農・新利根チーズ工房に生乳を提供
シェフと伝える持続型畜産確立事業「福岡食堂」開催

【シェフと伝える持続型畜産確立事業「福岡食堂」開催】

2022年2月10日(木)中村調理製菓門学校にて食学会主催の「シェフ畜福岡食堂」を行いました。

活動報告

シェフと伝える持続型畜産確立事業「仙台食堂」開催

【シェフと伝える持続型畜産確立事業「仙台食堂」開催】

2022年2月16日(水)楽・食・健・美-KUROMORI -にて食学会主催の「シェフ畜仙台食堂」を行いました。

活動報告

2021年被災地支援活動

2020年被災地支援活動
調査の目的

【調査の目的】

シェフと伝える持続型畜産確立事業のうち、「被災地支援型」は、最近、台風など自然災害で大きな被害を受けた市町村の復旧復興を、食の面から支えようとするもので、キッチンカーによる炊き出し支援ではなく、被災地の農畜産物を中心に、地域の産品も加えたレシピを作成し、試食会を開催し、そのレシピを公開・広報することで、被災地住民と農業者を元気づけ、復興の長い道のりをシェフがともに支えていくことを目的としています。

【調査対象】

2020年(令和2年)7月豪雨による洪水被害が発生した 熊本県人吉市および球磨村渡地区

きじ馬

【調査を実施した農業経営体】

株式会社球磨の黒豚(黒豚)

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道の駅「錦」(農産物)

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立山商店(茶)

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株式会社杉本本店(牛)

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広報人吉

2020年7月3日から7月31日にかけて、日本付近に停滞した前線の影響により各地で大雨となった。同期間の総降水量は、九州南部、九州北部、東海、及び東北など多くの地点で、24、48、72時間降水量が観測史上1位の値を超えた。
九州では、7月3日から4日までの豪雨で、球磨川や筑後川などが氾濫し、多くの地域で浸水被害が発生。特に球磨川やその支流で氾濫流による建物・橋梁の破壊・流失、および浸水による被害が生じ、人吉市の中心市街地など約1,060haが浸水、佐敷川などその他河川や土砂災害による被害も含めると約7,400戸(棟)の家屋が被災した。

今回の試食会【ひとよしくま復興食堂】の会場となった「ひまわり亭」は、球磨川沿いにある農村レストランであり、オーナーの本田節さん自身が当時、浸水被害を受けつつも、被災者支援のためのネットワークを立ち上げ、キッチンカーで炊き出しなどを行い、いち早く復興への活動を開始したおひとりです。
現在のレストランは新しくリノベーションし、地域の食材と人とをつなぐ交流の場として活用されています。

【人吉試食会「ひとよしくま復興食堂」を開催】

 

レポート

調査レポート

調査レポート

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群馬
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人吉