2020年5月、全日本・食学会は日本電信電話株式会社(NTT)と立命館大学と共同研究を行う事業に合意しました。
この研究は、視覚・聴覚にとどまらない人間の五感伝送、五感コミュニケーション技術をはじめとする最新のデジタル技術を活用し、食を人間の面から科学的に解明・記録・表現することによる日本の食文化の継承・発展、時代により変容する志向など、様々な人にとってのおいしさの解明、および、いわゆるアフターコロナ時代を見据えた飲食業界の新たな価値創造に向けた取り組みとなります。
「NTT」がこの研究技術が整え、「食学会」の料理人が料理したものを、「立命館大学」の研究室が分析する。という役割で進みます。
今回は、来年度以降の実験方法・目的を構築する意味も含めて4回程行いました。
毎回、料理人が説明しながら1品料理の下ごしらえから出来上がりまでを記録し、その料理を官能評価として数名が試食し、香り、テクスチャ、食べたときの主観的評価などを話し合いました。
その結果については、現在NTTと立命館大学にて分析中で、来年度以降何らかの形で報告できるかと思います。