全日本・食学会 ALL JAPAN FOOD ASSOCIATION

顕彰制度

「食と食文化における新たな活動・技術・人材」の発掘・支援を目的として、生産者、料理人、流通関係者、食関連の機械技術者、食関連の研究者等を対象に顕彰制度を設立。毎年選考カテゴリーを定め、今までの活動実績を基軸に、推薦・決定する賞であり、食学会のネットワークを活用し、世代やジャンルを超えてのインタラクティブな交流を図るとともに自己実現の場を提供することで、受賞者の今後の幅広い活動をサポートします。
またこの活動により、業界全体の活性化を促し、知名度の向上や話題づくりへと繋げ、日本特有の伝統的な食文化の継承や社会貢献等、食の新たな可能性や発展を目指していきます。

News!!

■ 2026年3月 顕彰事業bean47「びわ湖と滋賀の食材」紹介&試食会

【開催日】2026年3月31日(火)

【会場】東京大学駒場第2キャンパス「食堂コマニ」

【主催】全日本・食学会 顕彰委員会


年度末最終日、顕彰事業bean47試食会を東京大学駒場「食堂コマニ」で開催。

bean47大賞「びわ湖漁師」西居さんの「僕が描く琵琶湖漁業の未来」と題した講演とともに、びわ湖と滋賀県食材で3人のシェフ(チーム)が料理16種を紹介しました。


びわ湖と滋賀県食材の紹介と料理提案の試食会。

年々厳しくなる水産業の問題提起からそれに対する現状分析、解決に向けての取り組みを自ら実践、周囲の意識改革にも取り組み、「びわ湖のリブランディング」化を進めるという、漁業のこれからを担う考える話です。

料理担当シェフが「魚」「肉」「米とかんぴょう」のテーマにわかれ、各食材の美味しさを引き出す様々な調理方法で、最高の美味しさを提供。外来種で駆除される「ブラックバス」が中華風姿蒸しで臭みのない白身魚の味わいが楽しめ、伝統特産品の「水口かんぴょう」で食材本来の味を再確認し、ブランド「近江牛」の特徴でもある香りと味の良さを口いっぱいに感じました。


【記録映像】 “youtube” Cool Lメディア(西垣幸児)
https://www.youtube.com/watch?v=Pu22Sf1K1sU


堀井顕彰委員会委員長/びわ湖漁師 西居希さん(ヤマサ水産)


上左から)ニゴロブナサラダ/ブラックバス中華風姿蒸し/ホンモロコの素焼き/ふなずし/近江米のちらし鮨/水口かんぴょう巻/モッツアレラチーズと黒豚生ハム前菜/近江牛丼/ほうき鶏の低温調理麻辣胡麻だれ/ほうき鶏と九条ねぎ/ほうき鶏の低温調理サルサソース


■ 2025年3月 「bean47」×「terroiRU」 2024年顕彰食材を味わう会

【記録映像】  https://www.youtube.com/watch?v=zB3WtJn1Y6M&t=318s


今回、関西テロワールを体現することを目指す立命館terroiRUと共催し、2024年度顕彰食材の表彰式と関西料理人による試食会を開催し、bean47大賞「びわ湖漁師・漁業仲買人」のびわ湖魚、「手打ちおろし金」のおろし金の展示、生産者賞「ジビエ(エゾシカ)長期熟成肉」、技術・研究者賞「MIRACORE®」、流通関係者賞「漁業仲買人」の石巻港の魚、フードビジネス賞「ジビエ料理人」の島本ジビエを使い、まだまだ知られていない最高の食材を、その魅力を知り、店で提供している京都・大阪の料理人が最も魅力的な料理として披露。

関西テロワールの一旦を担う京都・滋賀の酒も用意し、料理とのマリアージュを楽しみました。

■ 2025年3月 「サカエヤ」熟成肉勉強会

滋賀県・南草津の枝庫と熟成庫を完備した精肉店「サカエヤ」にて、代表の新保吉伸さんの取り扱う畜肉の品種、新設された冷蔵庫の説明、そして食べ比べを行いました。

(2022年度bean47流通関係者賞を受賞)

新設備の「使い分けしている冷蔵庫7台」を説明を交えた見学の後には、近江牛前足のモモ肉を9.6㎜粗挽きしたハンバーグと、「経産牛」「十勝若牛(ホルスタイン)」「吉田牧場ブラウンスイス」の3種を炭火で焼き食べ比べました。


参加者は「噛み締めるとその肉本来の味わいが違って面白い」「ミルキーな香りが特徴的ですごくよい」などコメントで、新保さんからも「目的を持って来られているので、みなさん真剣で僕も楽しかった」との言葉がありました。

新保さんの考え方、農家さん&料理人との信頼関係、お肉への情熱を知る貴重な体験となりました。

■ 2024年9月 bean47「瀬戸内キャビア」と香川・小豆島を巡る食材視察会

【記録映像】 https://www.youtube.com/watch?v=_swuNidx25M


2021年bean47生産者賞受賞の【瀬戸内キャビア】視察とともに、四国小豆島を訪れ、様々な食材視察と地元生産者、料理人、自治体の方々と交流を深めました。

香川高松の港から高速船で約30分、小豆島に降り立つと、潮の香りと美しい風景、ここちよい風と陽の光が我々を迎えてくれました。

獲れたての島鱧のお造りや鱧カツ、鯛めし、小豆島素麺などを堪能した後、 【オリーブ牛農場】 【ヤマロク醤油工房】 【小豆島発酵ハム】などを視察。

恒例の【地元料理人とのコラボ調理&交流会】には、30品ほどの料理が披露され、小豆島の方々、町長、生産組合の方々には、会話と共に地元食材の新たな料理も楽しんでいただけたようです。

香川本土では、 【瀬戸内キャビア】や食学会会員の【オキオリーブ農園】を訪れ、今回も盛りだくさん・駆け足視察会でしたが、新たな出会いや実りある気づきがありました。

■ 2023年11月 bean47「霧島サーモン」と霧島食材を巡る視察会を開催

【記録映像】 https://www.youtube.com/watch?v=z3G3hem5sRw


昨年に続き、顕彰制度bean47「生産者賞」受賞の【霧島サーモン】視察を中心に霧島の地を訪れました。

霧島には、周りの山々の恵みの湧き水、気候、そして地域を大切にする想いがあふれています。

今回は霧島ガストロノミー活動の推進団体、地元の「キリシマビト」にご協力いただき、生産地視察だけでなく、GI産品にも名を連ねる【黒酢情報館】の見学、【麹研究】の第一人者山元博士の講義、【農福連携】を目指す就労継続支援施設の見学、【食学会と霧島の若手料理人の料理コラボ】など、幅広い活動ができました。

詳細記事は活動記録をご覧ください。

■ 2022年9月 bean47「和歌山県古座川町」と霧島食材を巡る視察会を開催

【記録映像】 https://www.youtube.com/watch?v=Vjv2oc3ep2A


2022年9月9日(金)~11日(日)、全日本・食学会顕彰制度bean47において、2019年度生産者賞を受賞「和歌山県古座川町」の食材をめぐる視察ツアーを開催しました。

紀伊山地の広大な森と熊野の清流・古座川に育まれた地で、様々な食材と出会い「古座川町の食材をめぐる旅」 記録映像です。

■ 2022年3月19日(日) 全日本・食サミットで賞状楯授与式及びプログラム参加

2022年度bean47大賞・各賞受賞者に対し、プログラム前に賞状楯授与式を取り行いました。


「bean47プログラム」では、
前半で、Talkコラボ:前田尚毅さん(生産者と料理人を繋ぐ目利き)×新保吉伸さん(肉の手当てで新たな価値創造)を開催し、後半の個別talkでは、第1回受賞者:中井優紀さん(三島独活)、第2回受賞者:大澤克幸さん(和良鮎)、板坂直樹さん(瀬戸内キャビア)、嶋本育史さん(金猪豚)、第3回受賞者:元満真道さん(ジビエ)、寺内信二さん(有田焼)、脇口光太郎さん(マグロ)が紹介され、食材6品と製品が紹介されました。

 
■ 2021年度 生産者大賞 和良鮎

     

※2020年度は、コロナ禍により活動が制限され、十分なリサーチができないため、選考を見送りました。
■ 2019年度 生産者大賞 高田勝氏の紹介映像

  当学会が「食と食文化における新たな活動・技術・人材」の発掘・支援を目的として2019年に設立した顕彰制度。
  2019年度の生産者大賞である「今帰仁アグー」の髙田勝さんの想いをご紹介する映像が出来ました。
  是非、ご覧ください。

    https://www.youtube.com/watch?v=zb-cv2NCeos

  毎年選考カテゴリーを定め、推薦・決定する賞であり、
  受賞者に対して、全日本・食学会のネットワークを活用したサポートを行っていきます。

  ※2020年度は、コロナ禍により活動が制限され、十分なリサーチができないため、選考を見送りました。

■ 生産者大賞 高田氏 受賞者インタビュー記事掲載 
2024年度 全日本・食学会 bean47 大賞
受賞者 びわ湖漁師・漁業仲買人 (有)ヤマサ水産 四代目 西居 希
授賞理由 びわ湖の魚のReブランディング化として、琵琶湖=ビワマスだけではない、より多くの魚の価値化を考え、故郷「びわ湖」の活性化と水産業界の向上をテーマに、高鮮度処理技術や魚の売り方のノウハウを研究し続けながら、漁師・魚屋・飲食店(客)の三方良しのモデルを形成した。
びわ湖の環境、循環、生態系の保存、漁師の高齢化など、様々な問題にも通じて社会機運に沿った活動であり、何よりびわ湖に対する情熱・愛情と「びわ湖ガストロノミー」を目指す独自性がある。湖内資源のフォーカスで、昔からのものを改めて見直し、無くなりゆくものを繋いでいくという取組みが漁業の衰退に一石を投じる価値ある活動である。
授賞コメント 琵琶湖の魚は底知れぬポテンシャルを秘め、その可能性を信じて向き合ってきました。素晴らしいのに認知度が低い悔しさも味わってきました。淡水魚のネガティブなイメージにとらわれず、この機会に是非一度触れていただきたく思います。
今、琵琶湖の水産業は、大きな転換期を迎えています。気候変動、漁獲量の減少、後継者不足。当たり前のように扱っていた魚が手に入らなくなる未来は遠くありません。先祖代々引き継いできた伝統を守りつつ、時代に即した水産業の在り方、魚の利用価値を模索していきます。
会社(所属)

(有)ヤマサ水産

所在地

滋賀県近江八幡市鷹飼町526-3

問合せ先 TEL:0748-33-3330 Mail:info@yamasasuisan.co.jp
HP等 Instagram:sg65848
2024年度 全日本・食学会 bean47 大賞
受賞者 手打ちおろし金製作 紀州新家 新家 崇元
事業紹介 従来のチリトリ型おろし金と全く違った形状で、依頼の要望を元に、食材と料理に合わせたタガネによる目立てで70種類以上のオリジナルのおろし金を製作。
日本固有の調理器具製作・その日本のモノづくりの伝統が途絶えぬよう、保存継承のため独自で修業・制作を続けている。また、美術的アートな商品として技術伝承と デザイン化で世界への発信している。料理人に不可欠な道具がなくなる危惧を提唱し、日本の重要な手技・技術を伝承していく大切な仕事を評価したい。
授賞コメント 全日本・食学会bean47大賞 栄誉ある賞を受賞した事は、私にとって誇りであるだけでなく、おろし金への献身の基準を守る励みにもなります。私の努力とおろし金の可能性を認めていただき、ありがとうございます。紀州新家の今後のおろし金製作へのモチベーションとなり、紀州新家の保存継承活動における大切な栄誉となるでしょう。
この名誉ある賞をいただき、これからもさらに情熱を持って創作を続けていきたいと思っています。
会社(所属)

紀州新家

所在地

和歌山県橋本市向副1039

問合せ先 TEL:090-2195-2978
HP等 https://www.kisyushinke.com/
 2024年度 全日本・食学会 bean47 生産者賞
受賞者 ジビエ長期熟成肉 加工・販売 poro wacca 林 徹
事業紹介 北海道移住後、エゾシカ被害環境を目の当たりにし、自分が出来ることを考えて始めた事業。信頼のおける一流契約ハンターの一撃で仕留めたシカのみを使う長期熟成肉を加工を行う。いただいた命はすべて使うよう、ペットフード食品加工や皮製品制作も手掛ける。収益の一部を北見市の森林保護に寄付している。社会問題に対しての活動を行い、地域・自治体の負担軽減にも寄与している。

会社(所属)

poro wacca
所在地 北海道北見市北進町1-11-10
問合せ先 TEL:0157-57-4884 Mail:porowacca@gmail.com
HP等 https://porowacca.shop-pro.jp
 2024年度 全日本・食学会 bean47 技術・研究者賞
受賞者 MIRACORE🄬(植物性・食のコア技術) 不二製油株式会社
事業紹介 同社は、植物性の油脂とたん白で動物性食品の風合いを演出する技術を開発した。これを土台に、ご当地名産物を加えたり、和洋中の料理で使いながら元の特徴が活きる食品を製造できる。 人口増加とともに魚・肉などの動物性資源が不足することも考えられ、将来の食の世界で必要となる価値のある取り組みである。 また、かつお出汁を含む食品は規制により輸出しにくいが、MIRACORE🄬を利用することで海外対応の可能性が広がる。

会社(所属)

不二製油株式会社 風味基材事業部
所在地 大阪府泉佐野市住吉町1
問合せ先
URL https://www.miracore.jp
 2024年度 全日本・食学会 bean47 流通関係者賞
受賞者 漁業仲買人(石巻) ㈱ダイスイ 大森 圭
事業紹介 「獲ったもん勝ち漁業から、良い処理したもん勝ちの漁業へ」 大森式流通として、【魚の収獲→下処理→梱包→保管→提供】行程を研究し、うま味成分向上の魚を提供している。 震災から復興するためにも意識改革を行い、また、昨今の水産業会の担い手不足、漁獲高減少などの問題に歯止めをかけるため、活魚の処理技術指導と高品質・高価格化への活動技術で、地域の漁師にも影響を与えている。

会社(所属)

㈱ダイスイ
所在地 宮城県石巻市魚町3丁目13-6
問合せ先 TEL:0225-25-4421  Mail:daisui0@gmail.com
HP等 https://www.omorishiki.com
 2024年度 全日本・食学会 bean47 フードビジネス賞
受賞者 ジビエ料理人・加工販売 RISTORANTE Co.N.Te 宮井 一郎
事業紹介 島本ジビエは、銃を使わない猟・活け〆の猟。罠を仕掛け、それを一発で仕留め、 せせらぎで処理し、肉が最もおいしい状態になる方法を使用。 狩猟歴20年の安定した高いレベルで、品質を保つ処理技術を取得。島本町の  猟友会での指導や子供たちへの食べることの食育授業の実施や島本町の「食の町」としてのブランディング化に携わり、地域貢献・地産地消にもつながる。

会社(所属)

RISTORANTE Co.N.Te / 島本ジビエ販売所
所在地 大阪府三島郡島本町水無瀬2-7-1
問合せ先 TEL:075-963-6061
HP等 https://www.ristorante-conte.jp/sp/


ロゴについて

ロゴ 食の世界で 人知れずに貴い「活動」をする「人」
日本中のその小さな豆(人・活動)たちを発掘
未来の日本を支えるその芽は、未来の日本の食を救います

顕彰委員会委員長

顕彰委員会委員長 堀井良教
全日本・食学会は、食に関する分野で活動をしている人々にスポットを当て、食学会の持つ豊富なネットワークを使って交流の場を広げていくため、本顕彰制度『bean47』を設立しました。若手にとっては、金銭には代えられないプライスレスな繋がりをめざし、これからの新たなる芽の発掘と支援を続けていきます。

顕彰委員会

堀井 良教(総本家更科堀井)
髙岡 哲郎(人形町今半)
上柿元 勝(カミーユ)
木田 武史(き田たけうどん)
木村 周一郎(メゾンカイザー)
熊谷 真菜(日本コナモン協会)
千葉 祐士(㈱門崎)
大西 健俊(「食楽」編集長)
門上 武司(㈱ジオード)
原田 英男(一般財団法人 畜産環境整備機構)
和田 有史(立命館大学 食マネジメント)
戸田 康利(料理人)