6月15日に開催しました
第1回「全日本・食サミット」〜テーマはだし〜
続いてのレポートは、2F料理教室(みやび)で開かれた
だしのセパージュ
講師:『木乃婦』髙橋拓児氏
15:30pm〜16:30pm
昆布の品種に着目し、その味わいの違いを実験する、1日限りの“だしラボ”が開かれました。
髙橋氏は、その思考のプロセスを説明するにあたり、どのようにだしを見極め、今後の料理にどう生かすかを、受講者にレクチャー。
まずは①利尻昆布(香深の一等)、②真昆布(尾札部の一等)、③羅臼昆布(羅臼浜の一等)
それぞれを【A】丸1日水出ししたもの 【B】65℃で1時間水出ししたもの。計6種を試飲。
(いずれも同量のかつお節、塩、醤油を加えている)
髙橋氏はソムリエチャートに習った「テイスティングチャート」を用意。
味わい、外見、品質のすべてをチャーティングしたものが配られ、それぞれの特徴を説明。
次に、①の【B】 対 ②の【A】
=4:1比率、3:2比率。1:1比率の3種類を試飲。
3種の合わせだしにより、自分なりに美味しいと感じる
セパージュを参加者それぞれに見つけて頂くことに。
京都在住の方、大阪在住の方、それぞれにおいしいと感じるだしは異なるなど、「おいしさ」の絶対値はなかったものの、だしのセパージュに関する髙橋氏ならではの科学的解析に参加者からの質疑応答も多くみられ盛り上がりをみせました。
2F、料理教室(フレンチ)では、『龍旗信』松原龍司氏による講演とデモンストレーションを開催。
(16:00pm〜17:00pm)
テーマは
世界のラーメン、日本のラーメンの今
講演の前半は、スライドを使ってのプレゼンテーション
「ラーメンの今」を展開。
松原氏は、現在、主流となっているラーメンのスープの種類について、そしてラーメンスープが進化しているその理由、さらには、海外でも流行っているラーメンスープの講義を行いました。
また、デモンストレーションでは、「鶏たいたんスープ」の工程を披露。
「鶏たいたんラーメン」と「ビーガンハラールラーメン」、さらには「冷コーヒーラーメン」を、参加者に提供いたしました。