6月15日に「学校法人 大和学園 京都調理師専門学校」にて開催しました
第1回「全日本・食サミット」〜テーマはだし〜
当日のレポートを、時系列で本日から数回に分けてお送りします。
トップバッターは、10:45am〜11:45am
4Fのセミナーホールにて開かれた、『ポンテベッキオ』山根大助氏による講演&デモンストレーション
「料理を美味しくする液体 〜イタリア料理的うまみの抽出〜」
パスタを湯がく際、早くから「昆布水」を使用している山根シェフ。
本講座では、合わせた素材にうまみをプラスするため山根流“料理を美味しくする液体”を徹底検証いたしました。
うまみがプラスされた料理がどのように変わったのかを「アミノ酸スープ」と、
「うすいえんどうのストラーティ 河内鴨のおいしさで」の2品のデモンストレーションと試食にて披露しました。
同時刻、2F料理教室(みやび)では、『辻調理師専門学校』木下幸治氏を講師に迎え、
「フランス料理から見るだしの話」をテーマに講義を実施。
フランス料理を特徴づける多種多様なソースの土台である「フォン」。
現代まで、過去約100年にわたるフォンの変貌を、木下幸治氏が、映像を用いて分かりやすく解説しました。
また、時代の流れとともにフォンが単純化したのとはうって変わって料理は複雑化を極める現代。
これまでのフォンの歴史をふまえ、これから料理はどのような時代を迎えるのか?
40余年、フランス料理に携わってきた木下氏ならではの視点で、講義が行われました。