11月19日、山形県鶴岡市「食文化による郷土づくりカンファレンス」にて、食学会の村田理事長、奥田理事が特別講演と特別対談を行いました。
これはユネスコ食文化創造都市認定鶴岡市の主催で、食文化の力によるまちづくり、地域活性化をテーマにしたセミナーです。
多くの自治体や関係団体が連携し、地域活性化に取り組んでいる中、日本の食文化をけん引する村田氏が「和食」のユネスコ無形文化遺産登録や「食文化の振興」を文化芸術基本法に新たに明記されるまでの道のり、そして、日本は水と米を大切にする食文化だからこその地域連携や地域の伝統食が重要性の意義を語りました。
奥田シェフは、ご自分の生誕の地:庄内・鶴岡のもつポテンシャルの高さを若い頃から見据え、現在に至るまでに研究者や生産者、料理人、自治体関係団体を巻き込みながら庄内・鶴岡の魅力度アップの活動をユーモア交えながら話しました。
夜からは本日のメインイベント、全日本・食学会の東北情報交換会@鶴岡を、「アル・ケッチャーノ」に会場を移して始まりました。
料理人、大学教授、生産者、流通加工者など50名程が集まり、17種の提供された料理に、それぞれ生産者からの紹介・解説を交えながら食しました。
食学会から参加した理事6名も「食学会に入会していただき、情報交流の場を設け、皆様の若い力を集結した東北エリアを盛り上げてください」とご挨拶がありました。
最後に会場となった「アル・ケッチャーノ」の若いシェフやスタッフ達おひとりずつの自己紹介を聞いていると、皆、奥田シェフの作り出す料理や想いに魅かれて、この店で楽しく働いている様子が伝わります。
「鶴岡にはまだまだ紹介したい、伝えたい魅力やたくさんあります。これを一人ではなく、次の世代に繋いでいくことがこれからの活動です。
皆さん、力を合わせて進んでいきましょう!」の言葉と一本締めでまとめた濃厚な一日となりました。