１１月８日（水）、赤坂四川飯店にて、全日本・食学会主催のトークショー「“三代目”が語る 未来へ継承していくこと」を開催しました。
このイベントは、若手の活動の場を広げ、料理界レジェンドとの対話の場を作りたいと企画し、第1回は、“三代目”というキーワードで、近茶流柳原料理教室の三代目：柳原尚之氏、赤坂四川飯店の三代目：陳建太郎氏を中心に、老舗料亭菊乃井の三代目：村田吉弘氏の登場となりました。
ディナーメニューは、中国料理をベースにしつつ、前菜や利休鯛茶漬けなど、日本料理を取り入れたスペシャルコースを提供。中国料理の厨房で、普段使わない日本風の出汁の香りやお酢の香りが漂い、若いシェフにも大変刺激になったとお話しがありました。
ステージ実演では建太郎氏が実演、柳原氏が解説を交えながら、麻婆豆腐の香辛料が会場いっぱいに広がり、お客様は出来立ての名物『陳麻婆豆腐』をハフハフしながら食べました。
二人のトークショーでは、それぞれの大切な思い出の料理として「利休鯛茶」と「陳麻婆豆腐」を選んだこと、三代目を継承した責任の重さを感じながらも、今度は次の世代にどうつなげていくか、また、伝統の中で、どのような自分らしさを表現していくかを、思い出の映像を見ながら語ってくれました。
後半トークでは、レジェンド村田氏の登場で、一気に村田ワールドに惹き込まれました。5月の広島サミットの裏話や、若手時代のフランス留学の話、京都木屋町新店舗開店の話など、笑いや教訓も含めた楽しい話が続きます。ここでしか聞けない様々な話が展開され、時間が足りない！といいながら閉宴となりました。
・冷前菜（美味冷碟子） ・温前菜（雲白肉） ・宮保辣牡蠣 ・利休鯛茶 ・陳麻婆豆腐
・麻婆豆腐実演 ・麻婆豆腐実演 ・トークショー ・トークショー
