全日本・食学会 ALL JAPAN FOOD ASSOCIATION

      

◆大阪・兵庫、京都青年部合同「野草の会」を開催しました


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日程:2024年4月10日(水)

場所:大阪高槻市「心根」

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今回の開催は「野草の会」。場所は大阪・兵庫青年部リーダーの片山さんのお店「心根」。

高槻駅から送迎車で30分、田畑が広がる日本の原風景の中に心根があります。



まずは皆で野草の勉強に出かけると、お店から徒歩数十秒のところに、ノビル、フキ、アサツキが。

フキの茎の優しい苦味やアサツキの香りの良さに驚きます。

少し歩くとナズナ、通称ぺんぺん草です。種子ができる前のナズナは、癖も無く美味しい。

すぐ隣にはニホンタンポポ。西洋タンポポとの違いをレクチャーしてくれました。

小川の近くには、土筆が群生しております。その奥の田んぼには田ゼリがそこかしこに。大きさや生えている場所で田ゼリの味が微妙の違います。

隣の畑にはタネツケバナが一面に生えており、白い花の絨毯の様。

野生の椿、朴木、そしてクロモジ。今の時期だけのクロモジの花を口に含むと、鮮烈でありながら優美な香りが鼻に抜けます。スミレの花も可憐に咲いており、何気なくも過ごしてきた田園風景の中には、これだけの食材があったことに一同驚きました。そして知識の大切さを痛感致しました。


店に戻ると、片山さんの野草コースがスタート。

野草それぞれの特徴を掴んでおられる片山さんならではの料理の数々。決して田舎料理では無い、一皿一皿が洗練されていて、鯉の料理には皆さん溜息がでます。デザートまでしっかり楽しみました。


今回だけ特別に野草を使われているのでは無く、毎日野草と向き合い、日々変化する自然と対峙し続けている片山さんに、参加者一同から絶賛の声が上がっておりました。

片山さん、心根の皆さんのおかげで、素晴らしい会となりました。




◆4月東京情報交換会


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日時:2024年4月16日(火) 17:00~21:00

場所:更科堀井@三越高島屋店

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今回は、若き10代目(?)更科堀井三越高島屋店の堀井良広店長が初めて作ったコースメニューが披露されました。

情報交換会を開催すると決めてから、いろいろ考え、相談し、試作を重ねたそうです。当日の参加者の中には保護者のごとく、お客様に出す前に味見し、最後の調整をしながら料理を出したりしていました。

更科堀井の皆様、いつも以上のプレッシャーを与えてしまい、ごめんなさいýþ


料理は、恒例の[bena47]食材も霧島サーモン、和良川鮎、赤城和牛の料理も登場し、顕彰委員長も大満足!さらには【更科堀井と龍旗信】、日本そば×ラーメンのコラボレーションが〆のそばとなりました。


全てが美味しく、楽しく、そして気づくことの多い交換会となりました。師匠から弟子が学ぶだけでなく、若手から学ぶことも数多くあるようです。

若い世代がどんどん力をつけています。